結婚するため、やむなく離職しないといけない方は多いと思います。
「結婚は嬉しいけど、結婚後の生活ってどうなるかイマイチ想像できない…。」
「結婚して転職する時に、気をつけたほうが良いポイントってあるの?このままだと何も考えずに転職しそうなんだけど?」
と悩まれる方も多いはず。
今後【結婚→妊娠→子育て】と、生活がガラッと変わるのがこの時期からです。
『結婚のため転職→子育てのためまた転職→教育費用のためにまたまた転職』
なんてことはできたら避けたいですよね。
今回は転職経験2回、3人の娘がいる筆者が、結婚して転職する際に気をつけて欲しい事をママ目線でお伝えします。
早速見てみましょう。
転職失敗しないためには、その職場がママに理解あるかを見るべし!

結婚後にできるだけよい職場を探したほうが良い理由をこれから説明しますね。
「よくわからないからとりあえず転職して、気に入らなかったら辞めたらいいや。」
みたいなスタンスではなく、きちんと探したほうが良い理由です。
独身~新婚(子供なし)くらいはとにかく自分のことだけ考えていたらよいですよね。
多少仕事が遅くなろうが、休日に仕事があろうが自分が頑張ればよいだけなので、どうとでもなるんです。
が、これが結婚したら家事はしないとけないし、さらに妊娠したら仕事も思うようにできなくなることもあります(なんなら本当に動けない人も…。)。
子供が小さいうちは職場復帰してもすぐ保育園から呼び出しが…。なんてことも日常茶飯事。
職場がママに慣れている会社だと、妊娠した時にも子育て中も「お互い様」感があり働きやすいです。
反対に理解のない職場だと、冷ややかな対応を取られることも…。(なんでそんなに簡単に休むの?みたいな)
さらに収入の面でも違いがあります。
転職して働きだしても、入社してから育休を取るための出勤期間がたりず、育休を取得できないことがあります。(企業によるので、面接時に確認してもよいかもしれません。)
すると、育休中は全く収入が入ってこないことになります。
さらに、無事育休に入れた場合は育休復帰後も有給がありますが、新しい職場に勤める場合は半年間有給は出ない場合が多く、休むと全て欠勤扱いです。
①独身の時と違い、家事育児などのやらなければならない時間が必然的に増えるから、その時間を確保する必要がある。
②育休取得には、入社してから一定期間必要な企業がある。
(例)入社後1年未満だと育休取得できないなど。
③産後、職場復帰するのと新しい職場で働くのでは融通の利きが違う。
職場復帰→有給あり。人間関係もわかっているので休みやすい。
新しい職場→半年間有給なし。初めてのことばかりで、人間関係にも仕事にも気を遣う。
上記の理由で、結婚時の転職は失敗しない方が良いです!
では転職時に何を見るか?ですが、ママ薬剤師がどれだけ働いているか?を見るとよいでしょう。
もしママ薬剤師にお話しがきけるようなら、
「子育てと仕事の両立って大変そうですね、想像できなくて…。」
みたいな感じで聞いてみて、
「ここは融通利かせてくれるから良いよ~」
みたいな返事が返ってきたらラッキーです。
後は、管理薬剤師と経営者が自分と合いそうか?というところも重要です。
「そんなのすぐにわかるわけないじゃん…。」という声が聞こえてきそうですが、何となくで大丈夫。
直感で『あ、この人あわなさそう。』『この考え方に全く共感できない…。』と感じたなら、その直感はほぼあってますのでそのような会社は辞めましょう。
転職失敗しないために気をつけること5選!

実際の条件や、どんなことを考えて転職を考えたほうが良いかについて5選でまとめてみました。
ワークライフバランスに気をつける
先程も書きましたが、結婚すると自分だけの時間ではなくなります。
残業が多いとか、休日出勤が多い、終わる時間が読めないような会社は避けましょう。
有給が取りにくかったり、人が少なすぎて融通がきかなさそうな会社も避けたほうが良いでしょう。
コストパフォーマンスを考える
意外に考えてなかった!というのがコストパフォーマンス。
残業ありきの年収だったり(トータルだと年収高いけど、時給にしたらすごく低いみたいな)、忙しすぎる職場などです。
他にも、時給は高いけど職場までが遠いところなども、実際の拘束時間は長くなりますから注意が必要です。(例えば、片道1時間かかるところは1日2時間の拘束時間がプラスされる。)
お給料がそこまで高くないのに、責任だけ重いようなところも避けたいです。
職場との距離を考える
独身の時にはそこまで気にならないかもしれませんが、子供が産まれて保育園に朝夕通わないといけなくなった時に職場との距離はあまり離れてない方がよいです。
ましてや職場から保育園が逆方向だった場合、自宅から職場が離れすぎていると毎日大回りしなくてはいけません。
保育園が職場と近かったら問題ないかもしれませんが、仕事に行かない日も保育園のために職場近くまで行かないといけないのもなんだかな…というような気もします。
かといって、保育園どこになるかわかんないじゃん…って感じだと思いますので、一応そんなこともあるんだと念頭においてもらうくらいで良いです。
妊娠子育てに備える
育休を取るためには入社してから一定期間必要な場合があるので、面接時に確認しておきましょう。
例えば、転職後すぐ妊娠が発覚した場合、入社して10か月で出産になると1年勤務していませんので育休が出ないことになります。(入社後1年未満だと育休取得できない会社の場合。)
また、実際にするかしないかはおいといて、時短勤務は可能かどうかも確認するとよいでしょう。
(有給ですが、育休中は出勤とみなされるので育休明けでも有給があります。有難いですよね!)
休みやすい職場か確認する
休みやすい職場かも確認しておきましょう。
人数は足りているか?
トップはどういう考えか?(『子供の体調不良の急な休みは困る!』なのか、『小さいうちは仕方ないな』や『休みはしっかり取ってもらいたい。』なのか。)
トップの考えは職場にも影響してきますので、それとなく聞いてみましょう。
転職する際に必ず行って欲しいこと

転職する際は、求人票や条件だけで決めるのではなく、必ず働くであろう店舗へ見学に行ってください。
職場の雰囲気や実際に働いている人を直接自分の目で確認しましょう。
職場の雰囲気って、思っているより漏れ出ているものです。
「あ、ここ感じ悪い…。」
というところは、入社しても間違いなく雰囲気悪いですから、辞めておいたほうが良いでしょう。
夫婦で話し合うことは大切

結婚して転職するのですから、結婚後のことを話し合っておくのは重要です。
家事分担や子育てのこと、お互いの仕事のことなどどのように考えているのか話し合いましょう。
別にここで話し合ったことを100%しないと駄目とかいう話ではなく、どう考えているかを話し合いましょう。(実際にその時にならないとわからないことは多いですから、その時々で修正していけばよいでしょう。)
〈家事分担について〉
・仕事が遅くなる時はどうする?
・お互い何時頃に帰ってこれる?
・休日は何をする?
〈妊娠・子育て〉←あくまで”今の”考えは?
・妊娠中の料理はどうする?(つわりで動けない場合など)
・保育園に入れた場合、仕事はどうする?(休日出勤など)
本当に何でも良いのですが、もしかして「仕事は〇〇時には帰ってきておいて欲しい。」とか「子育てに専念して欲しいからパートでいて欲しい。」とか、それぞれに思っていることがあると思うので整理しておきましょう。
転職した後に『え、そんな思いがあったなら早く言ってくれたら良かったのに…。もう就職しちゃったじゃん。』ということだけは避けたいので、そのための話し合いをしておきましょう。
早速条件を整理しよう
夫婦で話し合って、転職失敗しないために気をつけることに気をつけて、早速転職条件を整理してみましょう。
①絶対譲れないこと。
②できれば譲りたくないが、交渉次第なところ。
③どちらでも良いところ。
上記の③つくらいに条件をわけて、転職活動を始めるとスムーズに転職活動できると思います。
転居で忙しい時は、転職サイトを活用するのもおすすめ

「新しい土地で土地勘が全く無い…」
「結婚式や転居の準備で忙しくて、そこまで手が回らない…」
という方は、薬剤師転職サイトを活用することをおすすめします。
登録してヒアリングしてもらう必要がありますが、登録は2分ほどでできますし、登録利用は無料なので気軽に利用できます。
ヒアリングに30〜40分ほどかかりますが、自分の状況や先程考えた条件を説明したりする時間なのでここはしっかり時間を取ってほしいと思います。
極端に言うと、
「通勤時間〇〇分以内・年収〇〇万円・残業の少ないところで探してください。」
と言っても探してくれます。
求人を探してくれるだけでなく、条件交渉や書類の書き方、面談の仕方なども教えてくれますので、心強い味方になってくれるでしょう。
筆者が実際に利用したことのある転職サイトはこちら。
どちらもおすすめの転職サイトです。
ファルマスタッフ

サポート重視・ヒアリング重視のファルマスタッフ。
じっくり話を聞いて貰いたい!職場の雰囲気など、気付かないところも教えて欲しい!
という方におすすめ。
1度目の転職の際に利用しました。
話やすく、頼もしかったですよ。
ヤクジョブ

求人連絡はLINEでサクッとしたい!
ヒアリングもスピードもバランス良く欲しい!
という方におすすめなヤクジョブ。
スピーディかつ丁寧な対応でした。
まとめ

いかがでしたか?
結婚のため転職しないといけない人も多いと思います。(特に薬剤師は女性が多いので。)
転職した後に『こんなはずじゃなかった〜』とか、『知ってたらこの条件も入れて探したのに…』というようなことが少しでも減ってくれたら幸いです。
これからの生活、楽しみですね♪
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