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【転職後体験談】個人薬局で働くメリットは何?パパママ薬局への勤務はつらかった話。

体験談
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Question
  • 「個人薬局に転職しようか迷っている…。」
  • 「今個人薬局に勤めているけど、こんなものなのだろうか?なんだか違和感を感じている…。」
  • 「転職するまでの話はよく聞くけど、転職後は実際どうだったのか誰かの話が聞きたい!」

今回はこのような方向けの記事になっています。

総合病院から個人薬局に転職した後の筆者の体験談を話します。

赤裸々話も沢山入っていますので一個人の意見というか、話というか…「ふーん。」程度に見て頂きたいです。

『そういや言ってたな、まぁこんなものか。』と思って転職するのと、『えぇ⁉聞いていない!こんなはずじゃなかった…。』と思って転職するのでは気持ちのダメージが違いますので、予備知識として入れて貰えたらと思います。

さて、もし私が次に薬局に就職するとして、

転職希望者
転職希望者

この先個人薬局に勤めますか?または(これから転職する方に)おすすめしますか?

と聞かれたら、

まかりん
まかりん

まず第一候補にいれませんし、おすすめしません。

と答えます。

結論
  • 個人薬局はおすすめしない!(特にパパママ薬局)
  • 1番の理由は、人間関係が面倒くさいから。
  • もし知人がそこに勤めていて、内情がよくわかるようなら少しは考えるかもしれない…。

もちろん良い所もあるので早速メリットデメリットを見て行きましょう!

(余談)
ちなみに筆者の場合ですが、最初は総合病院に勤めていたので、職場の常識というものが総合病院の常識になっています。
最初から個人薬局に勤めていたら、また違っていたのかな…?
ですので、この記事の比較は「総合病院と個人薬局を比べて」となるかもしれません。

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個人薬局で働くメリット

個人薬局でメリットだったな、もしくはメリットかもしれないと思う所は以下の5つ。

メリット
  • 他と比べて高収入なことが多い。
  • 融通が利く。
  • 地域とのつながりが強い
  • 店舗移動がない
  • 社長との距離が近いので、経営が学べる(かも)。

他と比べて高収入なことが多い

もともと私は中小薬局(ここでは、県内で15件程ある薬局のこと)と個人薬局で転職活動をしていました。

年収面で中小薬局では「他の社員もいる手前、大幅な年収アップがは難しい」とのこと。

個人薬局が求人を出している場合は、(誰か辞めてor辞める予定で)本当に人が足りてない!と深刻な状況に陥っている可能性が高いですので、年収を高めに設定してくれていたり、交渉価値があったりと高収入を狙えます

融通が利く

私の場合はパパママ薬局(文字通り夫婦で薬剤師)でしたので、誰かがお休みしてもその分夫婦でカバーして貰えたので、休みなど融通が利きやすかったです。

もしかすると常にギリギリの人数でしか回してない個人薬局だと、反対に融通が利きにくいかもしれません。

また正社員にもかかわらず、終業時刻を少し早くして貰えたのも個人薬局だったからだと思います。

終業時刻を早くした方法はこちら

地域とのつながりが強い

個人薬局といえば、ずっとその地域に根付いていることが多いですよね。

ずっとこの薬局にお世話になっている、という患者さんもよくおられました。

「わしゃ、社長のお父さんの時から知っているから。」

と言われることも多々ありましたね。

患者さんと密に関わりあいたいと思っている方にはメリットと言えるとでしょう。

店舗移動がない

そもそも店舗が少ないことも多いですし(2~5店舗とか)、ずっと同じところで働きたい!移動したくない!という方には店舗移動がないのは嬉しいポイントです。

急に他の店舗へヘルプに入って!と言われることも少ないでしょう。

社長との距離が近いので、経営が学べる(かも)

私は経験してないので「かも」と表記していますが、実際学べると思います。

個人薬局は社長との距離が近いですので(特に社長が薬剤師の場合は一緒に働くこともあると思うのでより近い)、色々と聞いたら教えてくれます。

総合病院にいたときは、理事長や病院長に会うことはほぼなく、経営について考えることはなかったです。薬局長は上司なのですが雇われているという面では同じ立場だったので、そこに何も疑問を感じませんでしたね。

個人薬局では社長がすぐ横にいましたから、「私はこの人に雇われてるんだ。」と直で感じることが出来ました

個人薬局で働くデメリット

私が働いていたパパママ薬局(夫婦ともに薬剤師)のデメリットをあげます。

デメリット
  • 人間関係が大変。
  • 教育・研修制度がない。
  • やることがない時間が多い。

人間関係が大変

薬局内は特に小さいですから、人間関係はどの薬局でも重要ポイントになってくるとは思います。

ですが、個人薬局は人間関係が悪化すると辞めるしかないというデメリットがあります。

社長や社長夫人が尊敬できるような出来た人だったらいいのですが、そんな人じゃなかったら??

薬局内のスタッフ全員が夫婦の顔色を伺わないといけません

雇われている人が管薬だったり、嫌な上司だった場合は社長に直談判出来るかもしれません。その人に注意してもらうか、自分が部署を変わるか…。何かしら方法はあるかもしれません。

でも経営者の親族だったら…?もう自分が辞めるしかないです。ひたすら我慢し続ける、ということも出来ますが…。

個人薬局ですので、他店へ移して貰うことも出来ません。まぁそのような人たちが経営しているその会社で働き続けたいと思い続けれるかも謎です。

良い個人薬局に当たればラッキー、当たらなければ自分は辞めるのみ…転職先に決めるには、リスクが大きすぎるような気がします。

教育・研修制度がない

マニュアルがないんです。

なくてもいいのですが、初めて調剤薬局で働くのに何も教えて貰えない

教えて貰ってないのに、鼻で笑われ、叱られる。

(これって私が悪いの⁇)(悪いなら何がダメなんだろう…知識が足りてないから??)(もっと質問したらいいのかな…)

とか色々考えるんですけど、質問してもキツく返され、こっちも委縮してしまい…。それを繰り返すうちに、本当にこれは私が悪いのか⁉悪かったとしても教えない上司が悪いのでは⁉と思うようになりました(笑)

病院時代は、最初に業務の流れややり方などのある程度のルールがあったのですが、何もないのでルールに沿って質問も出来ないんです。他のパートの人に聞いても人それぞれ(その時正職は私だけ)。

教えて貰えないのに、いきなりその薬局のやり方をわかれ!管薬の納得いく形にしろ!って難しかったです。ここは今でもどうしたら正解だったのか、何を求められていたのかよくわからないままです。

ポストや昇給が少ない

人数が少なく、かつ重要なポストは親族がずらっと並んでいる。

ポストがないので昇給もしにくいです

さらに、ポストがあっても結局は親族に言われたとおりにせねばならず、実質誰が責任者なのかわかりません

私が個人薬局に就職する前に、女性が1人管理薬剤師として働いていたらしいのですが、社長夫人にかなりあれこれ言われて辞めたらしいです…。(その会社では、社長が色々な所から人員を集める→社長夫人が(あれこれ言って)辞めさせる→毎回人員不足で自分たちが働き続ける…と言う構図でした。)

自分が責任者として任されているお店なのに、(その時の気分で)あれは駄目これは駄目と言われたら正直やってられないですよね…。

「ごめんなさい、それならあなたがやってください。」

ってなって終わりです。

ポストは少ないし、ポストに就いても小言を言われ続ける…。そんな感じでした。

【体験談】実際働いてみたけれど…ここがつらかった5選!

パパママ薬局で働いたけど、特につらかった5選をあげてみます。

愚痴に近いかも、というか愚痴ですね。(笑)

私が個人薬局でつらかったのは、夫婦で同じ店舗に勤めていて、2人とも意見するのが強いんです。そして話をまとめてくれない…。

意見の違うトップが2人いる状況です。お互いが対立しあっていれば、どちらかの派に属す!みたいな感じになるのかもしれないですが、この2人は夫婦…。どちら派なんてあってないようなものです。

私が実習先で行った夫婦でやられていた薬局は、社長夫人が社長に意見しない(するんだけど、社長≫社長夫人みたいなのが出来てた。)ので、誰の話を聞いたらよいかがわかりやすかったです。

個人薬局、親族の意見が割れてどれを信じてよいかわからない。

先程書いた通り、私が働いていた店舗には社長と社長夫人が両方働いていました。

社長夫人が管薬だったのですが、ざっと業務の流れを教えて貰ったのは社長のほう。

社長に教えて貰った通りやると、

夫人「ちょっと、これやらなくていいんだけど。こんなん使わなくていいでしょ。」

と言われる始末…。

私「そうなんですね。わかりました。社長に教えて貰ったのですが…。」

と言うと、

夫人「ふーん。」

で終わり。

私(どどどど…どうすればっ???)

ってなりました(笑)(実際に聞いたこともあるけど、ハッキリしてくれない。)

その後、夫婦がそのことについて話し合うでもなく。

社長夫人の言うことを聞けば(その時は聞いたけど)、社長が『教えたことしてないじゃん!』という感じでみられ、かといって「社長夫人がこう言ってました。」と言うと告げ口したみたいになるし…。(どれも実践済み(笑))

まぁもともとそんなことを軽く言えるような雰囲気ですらなかったのですが。

現場にトップが2人いて、かつお互いの意見が違ってまとめてくれないのには困りました。

全てにおいて明確なルールはなく、その時々でルールが変わる。

教えられたことをやる
→違うと言われる
→(相手に見えるように)メモして、さらにわかりやすい様に薬歴に書いてやる
→違うといわれる、またはやっぱりこうしてと言われる

個人薬局だからでしょうか?

またはトップが2人いたからでしょうか?

その都度その都度で本人たちのやりたいようにやるんです。自分だけの時はそれでいいと思うのですが、従業員が複数いる場合は何かマニュアルやルールを作ったほうがいいのではと思いました。

(そして本人たちの思ったやり方でやってないと、従業員は叱られます)

社長夫婦の機嫌がその日によってかわる。

朝入って来た瞬間の社長夫婦の機嫌はいかに

夫婦で喧嘩したのか?

社長の機嫌は?

社長夫人の機嫌は⁇

…しんどいです!

また社長夫人の機嫌が悪い時は(ほとんど毎日悪いイメージでした)、パート薬剤師(もともとのママ友)とは明るく楽しく?(ママ友としての最低限の礼儀?なのか??)話すのに、私や医療事務の若い子には素気ない等…正直、かなりしんどい!というか、面倒くさい!!

社長が機嫌悪い時は、従業員にはキツく、患者さんには優しく、取引先には優しく、メーカーにはキツくって感じでしたね…。

トップに確認取らないといけないことも多いわけで、話さないわけにはいきません。

ご機嫌取り、疲れます

これでも私が入ってくる前より良くなった方とのこと。前はどんなだったのか想像もつきません…。

福利厚生やお金のルーズさ、家族経営だから?なのかの曖昧さ。

衝撃を受けた、曖昧ポイントはこちら…↓

給料日が決まっていない。(○○日前後)
有給がどれくらいあるのかわからない。(後日改善)
・その他お金関係についても、こちらから「どうなっていますか?」と聞かないとなぁなぁで終わる

給料日が例えば25日!とかって決まってないことってよくあることなんですかね?(24日だったり、26日だったり、25日付近みたいな支払方法)

病院では決まった日に必ず振り込まれていたので…そこで働いている人は慣れているようで、「そうなのよねぇ。ちょっと困るよねぇ。」くらいで何とも思ってないようでしたが、かなり驚いたのを覚えています。

やることがない時間が多い

門前病院の外来受付時間が午前だけだったので、患者さんが来るのは忙しくても大体14時くらいまで。

その後、薬歴を書いたり施設の薬を作ったりするのですが、それでも全て終わって何もしない時間が出来ます

最初の方は「何かやることないですか?」と聞いていたのですが、大体が「ない。」とのこと。

空き時間を使って勉強したり、掃除したりするのですが…。

でした。しかも傍に社長夫人がいるので、職場の雰囲気は緊張感だけ無駄にあって

自分がやりたいようにやったら怒られるし、あえて地雷を踏みに行きたくない…。

忙しい方が性に合っている私としては、これは結構きつい

やることなくて給料だけ貰って、

「あぁ薬剤師免許を持った人が、とりあえずこの場所にいればいいんだ。」
「別に私って必要ないじゃん。」

って思った記憶があります。自分を求められてないのにいる意味ないなと。(書いてて虚しいw)

もっと上手く従業員を使って欲しかったです。(是非誰か改善方法を教えて下さい。)

個人薬局に転職した理由。決め手は年収がよかったから!

そもそもなんで個人薬局で働き出したんだっけ?

と思い返すと、やはり1番は年収が高かったからです。

病院のときは年収低いなぁと思っていたので。

年収が高く、家からも近い、面接の際も人間関係も良いと言われて入ったのですが…。

年収が高いとか条件だけよくたって長く働けないなぁ…。とよくわかりました。

職場環境を確認するには、必ず自分で

その職場に見学に行く。
こっそり見に行く
他の人とのやり取りを見る

と、実際に自身の目で確認することをおすすめします。

給料高いだけでも、人間関係が良いだけでも、どれかだけだと働けませんっ!

個人薬局が合う人・合わない人

私が感じた、合う人合わない人をまとめます。

個人薬局へ転職する際は、必ず事前の情報収集をおすすめします!

合う人

・とりあえず年収第一!直近でお金が欲しい人。(なんならすぐに転職ok!)
・人間関係は必ず上手くやれると思っている人。
・地域貢献したい。患者さんとの距離が近くありたい。
・1人薬剤師がやりたい人(要確認)。
・もともと個人薬局で働いている人たちを知っている。友達や知人である。

合わない人

・スキルアップしたい人。
・人間関係で揉めたくない人。
・色々な業務をやってみたい人。

合わない場合の解決法は、転職しかない(逃げる)!

もし個人薬局に転職したけど、合わなかった場合…転職しかありませんこれが個人薬局のつらいところ。

私も実際に転職しましたし(体は転居で仕方なく…という方法でしたが、そうでなくても何かしら理由をつけて辞めていたと思います。)

最初は、『転職しかない』なんて限定的なことは書かないでおこうと思いましたが、他に見つかりませんでした(^^;

  1. 休む?
  2. 話をつける?(身内の社長や社長夫人に?)
  3. 同僚に愚痴を言う?

どれも意味がなさそうで、それなら早く他を探したほうがよいという結果に行きついてしまいます…。

解決策⁇
  1. 休む→一瞬はストレスから解放されるかもしれないが、休んでいるということが休み中も頭から離れなさそうだし、根本的な解決にはなってない。復帰したらまたストレスにさらされる。
  2. 話をつける→身内に身内の内容を伝えても意味ないような…。社長は自分の身内や会社を守る方へ行くはずなので話をする時間が勿体ない。そもそもそんなに話の分かる社長なら、こんなことにはなっていないはず。
  3. 同僚に愚痴を言う→その瞬間はスッキリするだろうが、結局何も改善されず、この先何十年も愚痴ばかり言って過ごす生活はしたくない。(スッキリして、また楽しく働けるなら良いと思いますが…。)
転職希望者?
転職希望者?

でも、私がいないと会社が回らなくなってしまします…。

まかりん
まかりん

責任感が強くて素敵ですね。

まかりん
まかりん

でも大丈夫!回らないなんてこと絶対にないです!

よく「私がいないと会社が回らないの…」と考えてしまう方がいらっしゃいます。

大丈夫です!何度も言いますが、絶対ないです!

もし本当に会社が回らなくなっても、それは社長が悩むことです。

社員が悩む必要のないことですので、ご自身のことをもっと大切にしてあげて下さい。何かあっても、会社は何もあなたにしてくれません

ですので、合わない所でずっとストレス抱えて働くより、もっと良い職場をさっさと探す1択です。

まとめ-よくよく考えて転職を-

私にとって総合病院での勤務は、同年代の人も多く、人間関係も良かったのでかなり楽しかったです。夜勤と休日出勤が多いこと、お給料が低いことがネックでした。

忙しいのは好きだったので、働いている割に給料低いな…ってイメージでした。せっかく6年も大学行ってたのに、こんなもんかと。

個人薬局では、給料も高く・(土)日祝休み・定時で帰れて残業なし、という夢のような職場でした。しかし、毎日人の顔色ばかり伺って・理不尽なことでキレられ・仕事も充実感ややりがいもなく…これから定年まで週5日9時間(休憩時間含む)この生活を続けるのは嫌だな…と考えれば考えるほどゾッとしました。

給料・勤務時間・仕事の充実度・職場関係、どれかだけ良くても長くは続かないなと身をもって知りました(笑)

やはり、全てを満たしてないと続かないと思います。

次に転職する際は、自分には何が重要でどの面なら多少譲歩出来るか等よく考えてから転職したいと思います。

転職サイトまとめ記事はこちら↓

参考記事:【転職サイトが多くて選べない人必見!】薬剤師転職サイトを目的/年代/雇用形態別にまとめてみた!

\早速見に行く!/

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