「薬剤師の転職って調べたら、転職しない方がいいって書いてある。どうしよう~」
「転職して失敗したら嫌だし、どうしたらいいの?」
「そもそもなんで転職しないほうがいいの?」
と、転職ってなんだかデメリット大きそう…。という方のために、実際に病院→薬局→薬局と2度の転職経験がある筆者の実体験から、転職についてのメリットデメリットをまとめてみました!
筆者は病院から調剤薬局へ転職したので、今となっては「もう少し病院で色々と見ておけばよかった…。」と思うことも多々あります。
でも正直、例えばあと2年ほど病院勤務を延ばしたところで大きなメリットがあったかな?と思うとどうだろう…という気もしています。
今回の記事が、転職を悩んでいる方の参考になれば幸いです。
がわかります!
今回の記事は、あくまで私個人の意見をまとめてみたよ~
大まかに書いてある記事は多いけど、個人の意見ってあまりなかったから、是非見て行ってね♪
転職しなければよかった?転職後感じた、デメリット3選
まずは「転職ってしない方がいいの?」と不安に思っている方に、私が転職後に『もっとこうしておけばよかった!』『これはデメリットかなぁ…。』と思ったことをお伝えします。
デメリットを見て、こんな風にはなりたくないなぁという人は転職しない方が良いかもしれませんね。
病院の経験はやはり貴重。経験出来ることは率先してすべし
私の転職は病院→薬局→薬局なので、病院での経験は凄く貴重だったなぁと後になって思いました。
大手の薬局だと、もしかすると研修制度が整っていて勉強もはかどるのかもしれませんが、中小薬局だと勉強は独学。
カルテも見れませんから、薬局では患者さんの病態・病名は推測していくしかないですよね。
添付文書みたりガイドラインみたり、PMDAを調べまくったりと手探り状態です。(メンター的な先輩がいるところはかなりラッキー!)
「(全ては繋がっているから)もっとしっかり、病院で経験出来ることは全てやってから辞めたらよかったー!」
と思うことはあります。
DI室で調べ方を教えてもらったり、病棟業務をしたり、色々な科を回ったり…。
なんならDrにボコボコにされたり…(笑)
その他にも、他職種ともっと関わっておけばよかったな…。
と思いました。
まぁその時は日々の業務をこなすのにいっぱいいっぱいで、そんな余裕も考えもなかったのですが…( ̄▽ ̄;)
もし今病院にお勤めで、今後病院に勤める予定はないという方やまだやり残したことがあると感じている方は、それを経験してから辞めるのもありだと思います。聞いて知っているのと、実際に経験として知っているのは雲泥の差ですからね…。
行った先々ではやはり新人扱い
4・5年働いているとそろそろ中堅…となるところですが、転職したてはその職場ではやはり新人です。
職場でのやり方も覚えないとダメですし、「そんなことわかってるよ~」となっても横柄な態度でいるわけにはいきません。
”素直に・謙虚に”が大切です。
些細なことでも確認は必要ですし、やはり慣れるまでは何でも教えてもらう必要があります。
自分より若い子に教えてもらうこともありますから、素直に『ハイ』と言えない人にはデメリットになるかもしれません。
1から人間関係を作る必要がある
これはメリットでありデメリットでしょうか?
おそらく今の職場に最低1人くらいは気の合う同僚の方がいるはず。
またそのような気の合う同僚を1から作る必要があります。
薬剤師の数が多い職場なら、その中に気の合う人は1人や2人は必ずいるでしょう。
しかし薬局やドラッグストアは少人数なことが多いので、自分と合う人がいれば楽しい職場になりますが、合わなければ毎日しんどい思いをするかもしれません。
転職したからといって、必ず条件がアップするとは限らないのもまた事実。転職時に自分自身でよく吟味する必要があります。
転職して良かった!メリット5選
それでは『転職してよかったなぁ~』と思ったメリットを5選あげてみました。
必ずとは言いませんが、転職するとこんな恩恵が受けれますよ。
嫌だな…と思っていることからさっさと逃げれる
人間関係・職場環境・年収・キャリア等々…
1番嫌なのは人間関係でしょうか?
転職をして思ったことは、本当に職場ごとで人間関係にしろ職場環境にしろ様々だということ。
同じグループ薬局でも店舗によって異なるぐらいですから、今自分がいる環境が全てではないです。
嫌だと思うことからさっさと逃げてしまえるのは、かなりのメリットだと思います。
年収・勤務時間など理想の生活に近づける
「もう少し年収高かったら嬉しいんだけど…。」「○○時までには家に帰っておきたいな…。」
など、転職時には必ず条件交渉をします。
それでもいいから来て欲しい!という職場は思ったより多いです。
ママ薬剤師は特に、30分でも15分でも早く家に帰れるかはかなり重要なはず。
相談したら、終業時刻が早くなったことも!
「もう少し○○だったらなぁ…。」
というのを解消できます。
新しい環境に身を置け、視野が広がる
生え抜き社員も素敵ではありますが、人生も長いですし、せっかくなら私は色々見てみたい派です。
新しい環境・新しい人と触れると、「そんな考えもあるんだ!」と視野が広がります。
職場が変わると扱う科もかわるので、普段触らない薬を触ることが出来るのも楽しい所の1つ。
それに、新しい環境だと気も引き締まるので良いですよ(笑)。
居心地の良い会社を自分で選ぶことが出来る
仕事で何に重きを置くかは人それぞれだと思いますが、ある程度薬剤師の仕事にも慣れ、どんな薬剤師になりたいか・どんな働き方をしたいかは何となく固まってきたのではないでしょうか?
今いる職場は理想の自分になれる職場ですか?
居心地のよい職場ですか?
転職したことで、私は自分に合った職場を見つけることが出来たのでとても良かったなと思っています。
転職に迷う時間をなくせる
「転職しようか…でもやっぱり…」
とウジウジ悩んでしまう時間をさっと終わらすことが出来ます。
悩む時間って大切だとは思うのですが、長く続くのは結構しんどいですよね。
迷う時間も勿体ないですし。
私の場合は結果的に転職しましたが、行動したことで悩む時間はなくなりました。
実際に転職を繰り返して後悔したことは…正直、特にない。
ここまで書いてきて、転職した後に(転職しなきゃよかったな…。)と思ったことがあったかというと、正直思ったことはないですね。
私の転職のきっかけは結婚した時と転居した時の2回ですが、実際は仕事を続けようと思えば続けられなくもなかった状態でした。
でも色々と思うとことがあり(人間関係・職場環境・給料面など)、自分で決めて転職したので後悔はなかったです。
初めて転職した薬局は、(私的に)あまり良い職場とは言えませんでしたが、それでも自分の人生を考える良いきっかけになったと思っています。
様々な経験があるからこそ、当たり前のことが有難く感じれるし考え方も変わります。
転職に向いている人
やりたいことが決まっている
- キャリアアップしたい。
- ○○の資格が欲しい。
- ○○科の薬を扱ってみたい。
等々…。
ハッキリとやりたいことが決まっていて、かつ今の職場ではそれを叶えるのが難しい場合は転職してやりたいことを叶えましょう。
やりたいことも明確ですので、転職先を絞るのも難しくないでしょう。
何故転職したいのかがハッキリしている
ネガティブな理由でも全く問題ないですよ。
例えば、人間関係が嫌だ!という理由があるなら転職するのはありだと思います。
人間関係は自分1人ではどうすることも出来ません。もし上司に相談できるならしても良いと思いますが、相談できるような上司ならもうとっくにしているかな?とも思ってしまいますね。
重要なのは、転職先でも同じ悩みに悩まされないようにすることです。
転職サイトなどを上手く使って同じことをしないようにだけ注意しましょう。
転職理由がハッキリしている人は、その理由を克服すれば良いのですから、良い転職をしやすいのではないでしょうか。
自分で考え・行動できる人
「転職したら全ての条件がupした!ラッキー」
となるとは限りません。
転職して良くなる面もあれば、もちろん悪くなる面もあるはずです。
希望の条件に優先順位をつけ、何は譲れなくてどこなら譲れるかと考えれる人は、転職に向いている人と言えるでしょう。
転職に向いていない人
自分の行動に責任が持てない人
転職すると決めたのは自分なのに、「○○に勧められたから。」「○○がこう言っていたから。」と人まかせにする人は転職には向いてないでしょう。
先程も言いましたが、転職には得るものと失うものがあります。
「○○に言われてこうしたのに、実際は違った!これなら転職しなければよかった!」
と人のせいにしてしまう人は、転職しない方が良いでしょう。
とりあえず現実逃避したい人
「みんな転職してるし、ちょっと仕事にも飽きてきたし転職してみよ。」
「転職してみたら、次は凄い自分に変われる気がする!」
なんていう人も転職しない方が良いと思います。
環境が変わっても自分が変わる気はないので、結局転職先でも同じ理由でまた転職したくなるような気がします。
何故転職したいのか明確なってから転職した方が、転職の失敗も少ないでしょう。
不平不満を常に言っている人
して貰ったことに感謝するより、足りないことに文句を言う人、結構いませんか?
案外、して貰ったことに気付かない人も多いですが…。
いつも口からでるのは文句ばかり…という人は何処にいっても文句しか出ませんので、転職に成功する可能性が低いでしょう(本人が成功したと納得しないため)。
不平不満を常に言っている人は転職には不向きです。
誰かに相談。まずは悩みをハッキリさせよう!
一人で悩んでても良いことないです。
誰かに相談することで悩みがハッキリしますし、「あ、なんだ自分だけじゃないんだ~」と思って悩みが大したことない気がすることもよくある話。
同僚友人など身近な人に相談するもよし、ちょっと知っている人は話にくい!という人は転職のプロに相談するもよし◎です。
悩み相談だけの利用もOK!利用も登録も全て無料の転職サイトを使いこなそう
転職相談のプロといえば、薬剤師転職サイトがあります。
薬剤師の転職に特化したもので、調剤薬局グループが運営母体(ファルマスタッフ)だったり、転職で有名なリクナビやマイナビが薬剤師だけの転職サイトを作っていたりと沢山のサイトがあります。
転職のプロだけあって転職事情や面接時のコツ、転職傾向など様々なことに精通しています。
悩み相談を受けるのにも慣れているのか、丁寧な対応としつこくない感じがとても好感が持てます。
「転職サイトを利用したからには、絶対転職しないといけないんでしょ!?」
と思いがちですが、実際私も悩み相談だけしたことがあります。その時もしっかりと話を聞いてくれ、アドバイスまで頂きました。
「転職しない方が良いの?しても良いの?」と悩んでいる方は、一度プロに話を聞いてもらうのも良いでしょう。
おすすめの転職サイトを3つあげておきます。
実際に筆者が使用したことがあり、求人数が多く・サービスの質が良く・大手サイトと3拍子揃っているサイトを選んでいます。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフ は日本調剤のグループ企業である、株式会社メディカルリソースが運営しています。
ヒアリング重視のサポート重視で、求人数も薬剤師転職サイトのなかでトップクラスです。
ファルマスタッフの凄い所は、求人先の職場環境にまで詳しいところ。
担当者が直接現場を見学しにいくこともあり、現場の生の声を聞かせてくれます。
現在人間関係に悩んでいる人には、現場の様子を直に見てきてくれ、伝えてくれるのはかなり心強いでしょう。
ヤクジョブ.com
筆者が2度目の転職の際、実際にお世話になったヤクジョブ
こちらの要望をくみ取って、時給UPや勤務時間の条件交渉をしっかりして頂きました!
あまりに好待遇なため、「騙されているのでは?」と思ったほどです(笑)。
サポートも勿論丁寧でした。面接同行もして頂き、転職活動の時はとても心強かったです。
ちなみに、ヤクジョブも求人数トップクラスです。
マイナビ薬剤師
言わずと知れた、転職支援会社大手のマイナビ薬剤師。
様々な職業を紹介してくれるマイナビですが、薬剤師だけの転職支援サイトもあります。
マイナビの面白いところは、様々な職業の転職支援のプロだけあって、希望すれば他の職業についても教えてくれるところです。
「薬剤師以外の仕事も気になる…。」
という方は、(担当者はかわりますが)求人や職業を紹介して貰えます。
また『面接は同時並行で複数受けて、その中から気に入ったところを選べばよい!』スタイルなので、色々な企業を見たい方にもおすすめです。
まとめ
「薬剤師は転職しない方が良いのか?」
は個々の状況によって異なるとは思います。
今回の記事を読んで、転職のメリットデメリットを何となくでもお伝えできていれば嬉しいです。
転職は失敗だった!なんて思って欲しくはありませんので、しっかりと誰かに相談して、自分はどうしたいのかをハッキリとさせましょう♪
今回の記事が、転職に悩んでいる方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
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