子育ても落ち着いてきたし、そろそろ仕事もしたいなぁ。
でも私ブランク3年もある!薬剤師は国家資格だし、復職できる…よね?
そんな悩みをお持ちの薬剤師のママ、大丈夫です!もちろん復職出来ますよ!
現在専業主婦で復職活動中の筆者(ブランク3年)が、復職の際に気を付けるポイントや注意点を説明します!
がわかります。
復職に悩んでいるママ、ブランクが気になるママ、みんな気軽に見ていってね♪
ブランクは何年?ママ薬剤師の復職は難しくない!
私の場合、現在のブランクは3年です。
他の記事にも書いている通り、現在転職サイトを利用して復職活動をしています。
その時に(複数の)転職エージェントの方から聞いた話だと、ブランク3~5年くらいなら全然大丈夫!とのこと。
簡単にまとめるとこんな感じです!
実際に私も色々な求人を紹介してもらっていますが、求人数が少ないな…って感じはありません。
主婦の方で復職に1番多いのがブランク3~5年なんじゃないかなぁと思いました。
2年未満のブランクの方っているのかなぁ…って気もします。
前の職場で育休取って、そのまま退職した人だといるのかな?(もともと職場が遠方とかで。)
1年で復帰するなら、職場で育休取った後時短したりしないのかな?と思ってしまいます。
そもそも離職してから2年未満の方ブランク…ってたぶんそこまで気にならないんじゃないでしょうか。
ちなみにブランク10年です!って方は、復職出来ないってわけではなく、自分の条件を全てクリアして復職するのは少し難しいかも…とのことでした。
復職の際に気を付けるポイントと注意点
私は復職する際に何を考えたらいいの?となってしまったので、ポイントをまとめました。
気をつけるポイント
何を優先するか明確にする。
1.優先順位を決めるポイントですが、自分の理想やこうありたい!を書き出して、全て出し終わった後にどれが自分にとって1番大切か決めるといいと思います。
私は『何かを求めるなら何かを捨てないといけない!』とは思っていないので、何でも書き出すといいと思います!
そして、自分が求めている条件の本質を見極めて、自分にどうにかできないか?本当にその条件でないといけないか?と考えれば良いと思います!
【例:正社員がよい】
何故なら…社会的地位が欲しい?→学校薬剤師等、正社員じゃなくてもよいのでは?
やりがい?→パートではできない?
お金?→ライターの仕事をしてみたり、他の収入源を作ってみては?
安定?→それなら正社員じゃないとダメ…か。
等々…本当の自分の欲求を考えることで見えてくるものもあります!本質を見極めることで、それ以外の方法も視野にいれてみるのも面白いですよ!
- 子供との時間を大切にしたい。
- お金も欲しい。
- ガッツリ働きたい。
- 場所は保育園から近くがよい。
- 職場で友達が欲しい。
…本当に何でもよいと思います。書き出してから、優先順位をつければ良いですから!
復職してどうなりたいか?を考える
今は子育て真っ最中で手がかかる子供たちですが、大きくなるにつれ段々と手が離れていきます。(嬉しいような、寂しいような…。)
ですので、子供たちが大きくなった先のことも考えながら復職活動してみては如何でしょうか?
そんな凄いビジョンでなくていいです。
私は今後正社員になりたい気もするし、まずは働き出した会社に出来るだけ長く勤めたいな!
『子供が何歳になったら○○して~』とかでも良いと思います!
復職した後の(あれ?思ってたのとは違った…)を減らしたいので、復職後のビジョンを考えておくのをおすすめします。
私の場合は1つの会社に10年とか長期で勤めたことがないので、次は10年目指して働いてみたいなぁと思っています。
嫌ならすぐやめちゃえ~って思いながら入るのとでは違うかなぁと。(本当に嫌すぎたら辞めますが。)
現時点で考える、今後のビジョンです。もちろんその都度修正可能です!
復職の際の注意点
次は復職の際の注意点を見てみましょう。
同じ境遇のママはどれくらい働いているか?(急な子供の休みなどに理解がある職場か?)
ママで復職できた!よっしゃ、休んでいた分もバリバリやるぞ!!
と思って復職した矢先…。
「え?熱ですか。お迎えですね…ハイ。」
なーんてあるあるですよね!
初めての人間関係・久しぶりの仕事、気が張る所は沢山あるのに初日から早退するのは勇気がいります。
こんな時、同じ境遇のママなら
「いいよ~お互い様だしね~。」
となりやすいです。○○さん所もよくあるよねぇ!と急な休みに慣れている職場なら働きやすいですよね。
これが、男性ばかりだとか独身の方ばかりだと、なんとなくわかってても理解してもらえない…ということがあるようです。
ですので、同じ境遇のママがどれだけ働いているかも確認してみてください。
職場環境は必ず自分の目で確認。
転職サイトの人に必ず職場の雰囲気とか人間関係とか聞くようにしています。何故募集しているのかとか聞くこともあります。
が、「この職場はちょっと人間関係が良くなくて~。」
って聞いたことないです。(笑)
従業員が身内なら尚更(問題があっても)言わないです。
必ず自分の目で確認してください。面接前に見学だけさせてくれるところもあるし、面接と一緒に見学させてくれる所もあります。
Aさんには合うけどBさんには合わないってこともありますから、あなた自身に合うかも行ってみないとわかりません。
もう一度言いますが、必ず自分の目で確認してください!(しつこい?)
気合を入れすぎず、まずは無理のない働き方にする。
あまり気合を入れすぎて復職すると、段々と息切れしてきます。
特に子供が小さいうちは、自分ではどうしようもない事態がどんどん襲ってきます(エンドレス看病・毎日病院通い・毎夜睡眠不足)。
少しゆとりのあるスケジュールを組んで、段々と詰めていけば良いと思います。
知識は忘れているものだと理解して、初心に返る。謙虚に。
知識、絶対忘れてますよね。
また勉強し直したらいいのですが、職場で仕事を教えてくれる先輩が自分より年下の可能性もあります。
謙虚にいきましょう!
知識についての勉強は…既に始めてもいいし、職場が決まってから採用品目を見ながら少しずつやってもいいんじゃないのかなぁ…と私は思います。
雇用形態はどうする?
それぞれの雇用形態について、簡単にメリット・デメリットをまとめてみました。
雇用形態 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
正社員 | 安定的な収入がある。 | 残業など、定時で帰れない可能性がある。 | |
パート | 時間に融通がきく。 | 休むと収入が減る。ボーナスがない。 | |
派遣 | 時間に融通がきく。 時給も高い。 | 契約期間が過ぎると他の職場へ移ったり、契約を切られたりすることもあり、安定しないこともある。 |
正社員
正社員のメリットはやはり安定収入でしょうか?
社会的信用も高いですから、大きな買い物(家や車等)のローンも組みやすいですね!ボーナスや昇給・退職金・福利厚生もついています!大きな企業ですと、望めばキャリアアップもしやすいかもしれません!
デメリットとしては、時間が確保しにくいこと。勤める企業によっては異動があることもママにとってはデメリットかも。
パート
パートのメリットは自分が働ける時だけ働くという、時間的融通があること!
休むとその分お給料は減りますが、薬剤師の場合は時給次第では正社員時代と遜色ないくらいお給料を貰える可能性があります。
また週の労働時間によりますが、社会保険に入ることも可能です。
パートなのでボーナスはでません。
派遣
派遣といえば、高収入かつプライベートも優先しやすい!ってイメージですが、実際に派遣で働いている人は少ないような…(私の周りにはいないのは、田舎だから?)
せっかくなので転職エージェントの方に、派遣について聞いてみました!
派遣はこんな感じです!
- 高時給(パートが大体2,000円前後に対し、派遣は2,500~4,000円)。
- 全てではないが、即戦力を求められる傾向が高め。
- ピッキング作業より、投薬メインになる可能性が高め。(ピッキング作業は薬の場所を覚えないといけないので。)
- 2~3か月が契約期間なので、延長になるかその時に契約を切られるかは一概に言えない。
って感じでした!
契約期間が思ったより短い…(^^;
どこに就職する?
就職先もある程度は決めておきたいところです。
よくわからない場合は、転職サイトで相談するのもあり。
無難に復職するなら、経験のある職場がやり易いとは思いますが、せっかくなので違う職場も経験してみたい!ってものあり…。悩んじゃいますね~。
調剤薬局
仕事内容:調剤業務・服薬指導・薬剤管理など
患者さんから情報を貰うので、地域の役に立ちたい!患者さんとコミュニケーションがとりたい!人におすすめ。
また、在宅医療や施設などで服用してもらう薬を扱うことも出来ます。
調剤薬局前の病院によっては、幅広い薬の知識が得られたり、得られなかったり。忙しさも調剤薬局それぞれです。
ドラッグストア
仕事内容:調剤業務・OTC服薬指導・品出し・ポップ作成・レジ対応など
OTC・サプリ・健康食品など、医薬品以外の商品知識がいるので、OTCをしっかり学びたい!お客さんと話したい!という人におすすめ。ドラッグストアだけだと、品出しなど調剤業務以外もしますが、調剤併設型ドラックストアだと両方できていいとこどりです。
調剤併設ドラッグストアだと、調剤中にお買い物をして貰えるので、急いで作らないと‼というプレッシャーが少なくて良い所もメリット。
さらにドラッグストアは休みずらい忙しいイメージがありますが、大手ドラッグストアだと社員割引があったり長期休暇がとれたりと福利厚生が整っているところもあります。
年収も高めで、店長クラスになるとさらに年収UPを目指せます。
病院
仕事内容:調剤業務・服薬指導・薬剤管理・混注業務など
医師や看護師、コメディカルと関わるのでより高い専門性が磨かれます。チーム医療の一員となって入院中の患者さんをサポートできます。
また、注射薬の調剤や無菌室での混注業務などがあります。
急性期・慢性期や病床数で忙しさが変わります。病院によっては、早出・遅出・当直等あります。
お給料は他と比べて低めですが、勤務終了時間が17時15分~17時30分と早めなこと、(病院によりますが)土日休みが多いところが魅力です。
企業
仕事内容:企業による。
製薬会社・CRA・CRC・医薬品卸・公務員などなど。企業に多岐にわたりますが、より専門的な業務が多いです。
企業は調剤薬局と比べ、そもそもの求人数が少ないので紹介されることも少ない業種です。
こちらも勤務終了時間が17時15分~17時30分と早めなこと、土日休みが多いこと、福利厚生がしっかりしていることが魅力です。
勉強は必要なの?
勉強はもちろんしてた方がいいのでしょうが…。
私としては、入ってからでも遅くないのでは?と思います。「勉強してないから、復職なんてまだできない!」とか思ってしまうよりは、入ってさっさと実践でスキルを磨いたほうが良いと感じました!
扱う診療科目や採用薬品も就職する企業ごとに違うでしょうし、そもそもそんなにガッツリ勉強時間を確保することが難しいのがママです…。
やっぱり少しでも勉強しておきたい!という方はこちら↓
〈情報サイト〉
・くすりのしおり
・日経DIドラッグインフォメーション
〈書籍〉
・くすりの相互作用と仕組み
・「保険調剤Q&A」「保険薬局Q&A」
まとめ-何を大切にするか見極めることがポイント!-
復職で一番大切なのは、自分が何を大切にしたいかです!
といっても、ママは自分だけのことを考えて仕事をすることが出来ません。
子育て・家事・仕事と大忙しですので、初めは無理のない範囲で頑張りましょうね。
それと、会社にも働かせてもらっているという感謝を忘れずに。
薬剤師は、ある程度の条件は叶って復職できる可能性が高い職種です。何が自分にとって1番重要か考えてみて下さい。
コメント